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南極からお便りが届きました

最終更新日
2024年06月27日
記事番号
P004007

吉岡町在住の気象庁職員の齋藤樹(たつき)さんが、第65次南極地域観測隊に選任され、現在南極の昭和基地で様々な活動を行っています。

このページでは、南極観測隊の概要などを紹介するとともに、齋藤さんからのお便りを掲載し、皆様に「南極での活動及び生活」をお届けしたいと思います。

昭和基地からお届けします(令和6年6月20日)[No.1]

皆さま、初めまして。第65次南極地域観測隊(以下「第65次隊」)隊員の齋藤樹と申します。両親・祖父母が吉岡町出身で、ご縁がありこれから約半年間南極・昭和基地に関する連載をさせていただくことになりましたので、よろしくお願いいたします。
私は気象庁からの派遣で第65次隊では定常気象を担当します。気象庁からは5人の越冬隊員が通年で地上気象観測、高層気象観測、オゾン観測及び日射放射観測等を実施し、交代制で24時間365日昭和基地の大気現象を観測しています。
憧れだった南極・昭和基地に来て早くも半年が経過しようとしています。身近に現れるペンギン、雄大な南極大陸、水平線に広がる美しいオーロラなど、まるで映画の世界にいるようです。時として厳しい自然が我々を襲いますが、越冬隊27人で協力して生活しています。
昭和基地は6月初旬に極夜に入りました。南半球が冬になる位置に地球がくると、南極には太陽の光が全くあたりません。一日中太陽が昇らない日々が続いており、昼間でもわずかに空が明るくなるだけです。日本では味わえない不思議な感覚に戸惑いながらも、元気に過ごしています。

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昭和基地に現れたアデリーペンギンと自撮り(撮影:第65次隊・齋藤樹)

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2024年6月8日のオーロラ。昭和基地では晴れた日にしばしばオーロラを楽しむことができます(撮影:第65次隊・齋藤樹)

南国地域観測隊とは?

日本の南極観測は、1957年に始まりました。昭和基地をベースに、オーロラの観測や厚い氷床の掘削、鉱物の調査や隕石の発見、動植物の調査など、幅広い活動をしています。

観測を行うのは、夏の間3ヶ月間南極に滞在する夏隊と、1年を通して南極に滞在する越冬隊です。毎年11月、砕氷船「しらせ」で日本を出発。12月に南極に到着し、短い夏の間にさまざまな仕事をします。2月1日に前の越冬隊と交代式を行い、越冬を終えた隊員と、夏隊を乗せた「しらせ」は、2月上旬に南極を出発、3月下旬日本に到着します。(環境省HPより)

齋藤さんは、第65次隊の越冬隊において基本観測における定常観測で、気象を担当されています。

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