高齢者肺炎球菌予防接種費用の助成(任意予防接種)
- 最終更新日
- 2024年05月09日
- 記事番号
- P000057
吉岡町では、下記の方を対象に接種費用の助成を行なっています。
助成を受ける際には、事前に申請が必要です。
保健センターまでお越しください。
肺炎球菌ワクチンとは
肺炎は、さまざまな細菌や病原体によって引き起こされます。肺炎球菌による肺炎は、成人の肺炎の25から40%を占め、特に高齢者において症状が重くなることが問題となっています。
この「肺炎球菌」が原因でおこる肺炎の予防に、このワクチンは大きな効果があります。このワクチンがすべての肺炎に有効というわけではありませんが、肺炎にかかった場合でも軽い症状ですむ効果があります。
また、一回の接種で5年以上免疫が持続すると言われています。
高齢者肺炎球菌予防接種助成の対象者
- 町に住民票がある人
- 接種当日に満66歳以上の人
- 過去に肺炎球菌の予防接種を受けたことがない方または肺炎球菌の予防接種を自費で受けてから5年以上経過している方(5年以内に再接種をすると接種部位の痛みなど副反応が強くでる事があります。)
※定期予防接種で高齢者肺炎球菌予防接種の助成を受けている方は対象外です。
※町からの助成を受けることができるのはどちらか1回のみです。
手続き方法
保健センターで申請してください。説明書と接種のときに必要な予診票・接種済証をお渡しします。
申請書は以下の様式をダウンロードして使用してください。
なお、接種を希望する本人および家族以外が申請する場合は、委任状が必要です。
助成額および自己負担金
助成額 :4,000円
自己負担額 : 3,857円
接種の方法および持ち物
- 町が指定する医療機関に肺炎球菌予防接種の予約をしてください。
- 申請時にお渡しする説明書をよく読んでください。
- 以下をお持ちください。
- 予診票
- 接種済証
- 健康保険証
- 接種料金 3,857円
肺炎球菌予防接種の副反応
接種後、接種した部分が赤くなったり、腫れたり、熱を持ったり、痛むことがありますが、通常2~3日で治まります。予防接種を受けた日は、入浴しても差し支えありません。接種部位を清潔に保って下さい。ただし、接種部位を強くこすったりしないでください。また、いつも通りの生活をし、激しい運動は避けてください。そのほか、熱っぽい、だるいなど体調の変化があった場合には、すぐに医師に相談してください。
予防接種を受ける前に
一般的注意
肺炎球菌の予防接種について、通知やパンフレットをよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。気にかかる事や分からないことがあれば、予防接種を受ける前に担当の医師や看護師、町保健センターに質問しましょう。十分に納得できない場合には、接種を受けないでください(下記 <注意> を参照のこと)。
予診票は接種をする医師にとって、予防接種の可否を決める大切な情報です。基本的には、接種を受けるご本人が責任を持って記入し、正しい情報を接種医に伝えてください。
<注意>インフォームドコンセント(説明と同意)
医師の十分な説明に基づく患者の同意をインフォームドコンセント(説明と同意)と言います。接種を希望する場合もしない場合も、十分に医師から説明を聞き、理解した上で判断してください。
予防接種を受けることができない人
- 明らかな発熱を呈している人(一般的に体温が37.5°C以上の場合を指します)
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな人
- 上記にあげる方のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある人
予防接種を受けるに際し、担当医師とよく相談しなくてはならない人
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患及び発育障害等の基礎疾患を有することが明らかな人
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある人
- 過去にけいれんの既往のある人
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の方がいる人
- 本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある人
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
- 過去に23価肺炎球菌ワクチンを接種されたことのある人
(過去5年以内に肺炎球菌ワクチンを接種されたことのある人は、本剤の接種により注射した部分が硬くなる、痛む、赤くなる等の症状が強く出ることがあります。)
健康被害に対する救済措置について
肺炎球菌ワクチン予防接種は予防接種法に基づかない任意の予防接種です。ワクチン接種による健康被害が発生した場合は、任意接種ですので予防接種法の被害者救済対象にはなりませんが、吉岡町の「行政措置災害補償保険」が適応になります。
その他
予防接種を受けない場合
接種医の説明を十分聞いたうえで、ご本人が接種を希望しない場合、家族やかかりつけ医の協力を得てもご本人の意思の確認ができなかったため接種しなかった場合、当日の身体状況などにより接種をしなかった場合などにおいては、その後、肺炎球菌に罹患、あるいは罹患したことによる重症化、死亡が発生しても、担当した医師にその責任を求めることはできません。
副反応が起こった場合
予防接種の後にまれに副反応が起こることがあります。また、予防接種と同時に、他の病気がたまたま重なって現れることもあります。
予防接種を受けた後、接種した部位が痛みや熱をもってひどく腫れたり、全身のじんましん、繰り返す嘔吐、顔色の悪さ、低血圧、高熱などが現れたら、医師(医療機関)の診療を受けてください。そのほか、わからない時はお問い合わせください。