停電時の発電機によるCO中毒や、復旧後の通電火災に注意!災害をきっかけにした製品事故を防ぎましょう
- 最終更新日
- 2023年08月30日
- 記事番号
- P003821
自然災害が発生したとき、災害そのものによる被害だけでなく、災害をきっかけに製品事故が発生することがあります。
災害による停電が長期化する場合の非常電源として携帯発電機をお持ちのご家庭が増えています。しかし、携帯発電機の排ガスには毒性の強い一酸化炭素(CO)が含まれており、屋内や風通しの悪い場所での使用による死亡事故も報告されています。
さらに、停電復興後の通前により、電熱器具が周囲の可燃物に接触していたことによる発火や、家電製品の水没や部品の破損によりショートして発火するなどの製品事故も発生しています。
1 携帯発電機
【携帯発電機の使用時の注意】
・屋内では絶対に使用しないでください。発電機運転中の排ガスには一酸化炭素が含まれており、屋内で使用すると一酸化炭素中毒になるおそれがあります。
・屋外であっても、自動車内やテント内でしようすると屋内と同等以上の危険性があります。排ガスが逆流しないように出入口、窓など開口部から離れたところ、かつ、風通しの良いところで使用してください。
2 通電火災
水に濡れた家電製品の内部には、水分が残っていたり、泥や塩分などの異物が付着していたりすることがあるため、通電時に電気回路基板から発火するおそれがあります。
【通電火災の注意】
・自宅から避難する際に時間的な猶予がある場合は、停電復旧時に以上のある製品に通電されることによる事故を防止するため、分電盤のブレーカーを切ってください。普段から分電盤の位置や操作方法を確認しておきましょう。
・特にヒーターを内蔵した電気こんろや電気ストーブなどの電熱器具は、停電復旧時における意図しない作動による火災を防ぐため、停電時には電源プラグをコンセントから抜きましょう。
・停電普及後、親水や落雷などによる損傷を免れた製品を使う際は、機器などの外観に以上がないか(電源プラグやコードに損傷はないか、製品に焦げた痕はないか、等)を確認の上、分電盤のブレーカーを入れ、機器の電源プラグを1台ずつコンセントに差し、様子を見ながら使用してください。異音や異臭がする場合は、必ず使用を中止し、メーカーや販売店にご相談ください。